今回は、最近着々と増殖をしているCanon機の中で一番気に入っているFXです。(^^
このカメラは、キャノン フレックス シリーズを一新して、Canonが試行錯誤の領域から抜け出した最初のカメラです。
1964年に発売された、このカメラは後に続くFT系よりも、若干小柄ですが一番バランスの取れたスタイルをしていると
思います。キャノン(全てのメーカーですね)はニコン Fの前に圧倒的な敗退をしたのですが、実際..キャノンフレックス
ではニコン Fを相手にするには数段落ちます。 キャノンは何を考えたかわかりませんが、相当の反省の末に出てきた
のが、このFXです。全てが新設計となったFXの基本的な構想は、改良を重ねられて1976年まで生き永らえました。
それほど基本設計が優秀だったのでしょうね。FT系とは多少の違いがありますが、基本的には同じものだと思います。
デザインについても、フレックスのイメージを残す部分はほとんどありません。キャノンのボディシルエットの基本が
このFXに見られます。
さて..先日、この2台のFXですが、さすがに35年以上を経過しているだけあって、それなりに不具合があります。
上の写真の左側の機体ですが、ファインダーの両端がが腐食してます。FXのファインダーはモルトで押さえてあるので
経年劣化でモルトが腐りプリズムの銀蒸着を痛めてしまうのです。FXでファインダーがクリアな物は少ないですね。
まぁ、それ以外は問題も無く、ファインダーも撮影に支障があるほどでは無いので、十分実用できます。
上の写真の右側の機体ですが、これはかなり良好な状態でファインダーもクリアです。露出計も正確な部類でしょうね。
問題は特に無いと思います。珍しいほど良好なFXです。
このFXからは、Canon FLレンズなんですが..このレンズデザインが爺クサ!(^^;
Canonのカメラって上背がありますので、細いレンズは似合いません。上の写真のは、FL50/1.8なんですが、
すご〜〜く、昔のカメラって雰囲気になります。 プラスチックモールドのFDレンズってのちょっと..
そこで、私の好きなRレンズです。Rレンズはデザインこそ古いですが、真っ黒で重厚な良い感じです。
FXにRレンズを付けると、不思議と両方とも古さを感じません。(といっても古いですね)
このFX..静かな雰囲気を持っていますが、芯は強そうです。 そんな雰囲気のカメラです。
2001年11月24日 |